「看護師と夜勤」にまつわる7つの疑問をズバッと解決!

看護師の夜勤 

OLや公務員など“一般的な職業”と、“看護師の仕事”の違いは何か?・・・と考えてみると、大きな違いの一つに「夜勤の有無」が挙げられます。
医療機関、、、特に、病棟がある病院で働く上で、ほとんどの人が「夜勤」は避けて通れません。
夜勤は「家庭との両立ができない」「キツい」「身体に悪い」などと毛嫌いされがちですが、夜勤があるからこそ看護師の給与は安定しており、一般的な日本人女性の平均給与と比較しても高いランクとなるのです。
今回は、そんな看護師という職業の「安定性」を担保している、そして避けて通ることが難しい「夜勤」についてのお話です。
看護師の夜勤にまつわる7つの疑問にズバッとお答えした上で、実際に夜勤を楽しく、そして健康的に乗り切るためのヒントもご紹介します!

疑問その① 看護師の夜勤。勤務時間はいつからいつまで?

昼夜24時間

夜勤の勤務時間は、その病棟が3交代制か、2交代制かによって違います。
3交代の場合、日勤、準夜勤、深夜勤がありますが、準夜勤は16時から午前1ぐらいまで、深夜勤は午前0時から朝9時頃までが通常です。一方、2交代制の場合は医療機関によっても違いがありますが、20時から翌朝9時までの14時間勤務の場合もありますし、最近は16時から翌朝9時の合計17時間という勤務時間を採用している所も多いようです。
2交代の夜勤時間は長いですね、、、
一見、3交代制の方がよさそうにも見えますが、実は2交代制の方が休日が多く、月間の残業時間も少なくなるので、看護師の間では根強い人気があるのも事実。

休憩時間については、法律では1時間の休憩でよいと言われています。

しかし、1時間では睡眠はおろか、食事をするだけで精一杯。
休憩らしい時間はとれないですし、そのような環境では疲労によって医療事故につながりかねません。
実際には、17時間勤務の職場では、2時間を仮眠時間として、30分は夕食、30分は朝食時間としているところが多いため、およそ3時間が休憩時間となります。

しかし、それでも14時間の勤務です。長いですよね。

疑問その② 看護師は夜勤中にどんな仕事をしているの?

夜勤の時間帯は、日勤帯とは違い患者さんは入眠していますね。
しかし夜勤帯の通常の業務として、病棟の見回り、体位交換、おむつ交換、配薬、点滴があります。
その合間で、高齢者の方でしたら夜間にトイレで2~3回は起きますから、看護師はトイレ介助を行います。

また、高齢者の不眠や不穏にも対応するため、場合によっては一晩中、数人の患者さんに付きっ切りになる事もあります。

それに加えて患者の急変や緊急入院への対応があります。
夜勤は通常2〜3人程度の少ない人数で対応しているため、予定外の対応が入った場合は3時間の休憩もままらなくなるのです。

そして夜勤の仕事で最も忙しい時間帯は、みなが活動を始める朝の6時から8時過ぎまで。
検温や採血だけでなく、朝の洗面介助や朝食の配膳、食事介助、トイレ介助などが一気に発生するのです。
この頃には眠気も一気に吹き飛び、目が回るような忙しさに追われる・・・というのが通常です。

朝8時を過ぎて日勤帯の人たちがボチボチ出勤し始めると、その顔を見て「今日も無事に夜勤が終わった・・・」とほっと安心するのです。

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疑問その③ おすすめな休憩時間の過ごし方は?

2交代制の場合、3時間の休憩は14時間の長時間労働を乗り切るためになくてはならない大切な時間です。
その時間を有効に過ごすためには、どのように過ごせば良いか・・・?

年齢、性別を問わず、すべての看護師にお勧めなのは、なんと言っても『睡眠をとる事』です。

睡眠をとることで身体の疲労の回復だけでなく、精神的なストレスがリセットされるからです。
そして、休憩後の勤務で『注意力』や『集中力』を維持するためにも効果的です。
勤務中は緊張感が高まり、交感神経が過多となっています。
このため「夜勤中はなかなか寝付けない」と悩む看護師は多いものです。

しかし、短時間でもベットに横になり、目を閉じているだけでも頭がクリアになりますし、気持ちがリラックスします。

この時間を有効に使うことで、朝までの勤務を乗り越えることができるはずです。

疑問その④ 看護師の夜勤。実際、「仮眠」なんてできるの?

最近は病院の規模にかかわらず、夜勤者のための仮眠室を設けている医療機関が多いようです。
仮眠室では20床ぐらいの看護師専用のベッドが用意されている所や、当直用看護師のために個室の部屋とベッド、そしてシャワー室などが設置されているところもあります。
・・・とはいえ、まだまだ多くの医療機関では、カーテンで仕切れされたベッドがあるだけです。
ベッドや枕などのアメニティは患者さんと同じものが使われます。
もちろん、シーツや枕カバーは毎日新しいものと交換されるので、衛生面については心配いりません。
人によっては仮眠室で熟睡できる人もいますし、隣の人が気になって眠れないという人もいて、仮眠室での睡眠の質は様々です。
眠れないときは、目を閉じ、瞑想するだけでリフレッシュできるものです。
そういった意味では「眠ること」だけが仮眠室の目的ではないのかもしれませんね。
また、熟睡しすぎる人は、気づいたら朝になっていることにもなりかねないので、携帯のアラーム機能を使うなど、目覚まし時計はしっかりセットしましょう。

 

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疑問その⑤ 看護師は夜勤の時、どんな食事をしているの?

一人で食事をとる女性

一般的な女性であれば、夜食は太るから・・・と気になるところですが、夜勤をこなす看護師の場合は少し違っています。
看護師にとっての夜食は、夜勤を乗り切るために必要なエネルギー源。
しっかりと栄養を取ることで、脳や身体にエネルギーが行き渡り仕事の能率もあがります。
一方で、「食べること」そのものがストレス発散になり、精神的な癒しの効果も期待できます。

夜勤に入る前、合間の休憩時間(真夜中)、そして明け方に食事を摂ることが多いですが、夜食を食べた後、眠くなるかたは仮眠の前に摂るといいですね。

食事の内容は、やはり腹持ちの良いものや頭の栄養になる糖分がおすすめです。
人によって好みは違いますが、人気なのが麺類や軽めのおにぎり、中にはデザート重視派の人もいます。

ダイエット中の人は「夜食」を完全に排除したいと思われるかもしれませんが、無事に夜勤を乗り越えるためには、必ず何か食べることをおすすめします。

また、病院(病棟)によっては夜勤のメンバーで、おにぎり担当、おかず担当、パン担当、デザート担当など、担当を決めてメンバーの分も持ち寄る習慣があるところもあります。
メンバーの食の好みまで配慮するのは難しいですが、夜勤の前にメンバーと、夜食の内容についてあれこれ話し合うのも、案外楽しいものです。

疑問その⑥ 夜勤明けは、どんな過ごし方をしているの?

睡眠をとる女性

一晩中しっかりと働いた看護師の夜勤明けは、太陽に照らされながら帰宅します。
人によっては車を運転して帰宅する人もいますよね。
眠たい中で運転すると大変危険ですので、できれば仮眠室で一旦睡眠をとってから帰るようにしましょう。
帰宅後は自宅でそのまま睡眠を取る人もいれば、眠らずに活動を始める元気な人もいます。
体は疲れていますが、太陽の光を受けると自然に覚醒してしまう、、、人間のさがですね。
20代までは夜勤明けでそのまま起きていられる人が多いですが、30代半ばを過ぎるとそんな無理も続かなくなってきます。
30代を過ぎた人は、やはり夜勤明けにはしっかりと睡眠をとり、休養すると良いでしょう。
夜勤明けに活動する派に人気な過ごし方として、美容室やエステに行くことが挙げられます。

美容室での人気は何と言ってもヘッドスパ!
夜勤明けにじっくり頭皮や髪の毛をケアしてもらうことで、精神的なリラックス効果だけでなく、身体全体の疲労緩和にも繋がるようです。

一方エステでは、心地よいアロマの香りの中、マッサージをしてもらったり、身体のケアをしてもらったり・・・ついついウトウト眠りに落ちて・・・そして眼が覚めると気分スッキリ疲れが取れている!といいます。
その他には、夜勤明けにそのまま温泉に行くという達人も。
平日の昼間は料金が安く、混雑していないので最高!なんだそうです。
これは夜勤をこなす看護師の特権ですね。
また、同僚とランチに出かける人も多いようです。
仕事 であった色々“思い”を、ランチをしながら同僚と語り合う・・・
そうやって、その日のうちにストレスを発散することも大事。
次の仕事に繋がる良い機会になりますね。
夜勤をこなすことで人間の生理的活動周期から外れ、身体のバイオリズムはバランスを崩しやすい状況になります。
そんな状況が繰り返されることで、身体的な疲労や精神的なストレスがたまりやすくなるのです。
夜勤明けの理想的な過ごし方としては、やはりなるべく休養をとり、リフレッシュすること。
そうすることで、身体と心の疲れをリセットできるはずです。

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疑問その⑦ 看護師の夜勤と健康管理について

乳がん検診を受ける女性

ハードな仕事だからこそ、日頃から健康管理に気を付けている看護師は多い・・・と思われがちですが、実際にはそうでないようです。
夜勤がある生活をを5年、6年続けると、これまでとは違って、不整脈や生理不順、不眠症などの体調の変化が表れやすくなります。
また、仕事中水分摂取を忘れたり、トイレを我慢する看護師さんも多く、尿路感染症になる人が少なくありません。
ストレスから婦人科系の病気にかかる人もいます。

健康管理のためにお勧めしたいのは、一般的な採血や心電図、レントゲンなど簡易な検査だけでなく、婦人科系や乳がんの健診もきちんと受診することです。
「そんな時間ないよ・・・」「私は大丈夫」などと思わず、ぜひとも受診するようにしましょう。
また、夜勤をする看護師はアルツハイマー病などのリスクが高くなると言われています。
このためしっかりと休養をとり、夜勤によって溜まった疲労を回復させることが重要なのはいうまでもありません。
しかしそれ以前に、夜勤と日勤のバランスも考慮しながら働く事が必要です。

やはり夜勤が週に2回以上の場合は多いと考えて良いでしょうし、職場環境としてこのままで良いのか、考えなおす必要もありますね。

また、身体的な健康だけでなく、精神面の健康にも気を配ることも大切です。

不眠が続く、食欲が湧かない、なぜか涙がでてくる・・・などの症状が現れたときは、あなたの心がSOSを出しているサインであり、リフレッシュすべきタイミングです。

自身の心の声にも耳を傾け、ふと立ち止まることも必要ですね。

まとめ

今回は看護師さんの夜勤についてお話しました。

看護師という仕事柄、夜勤は切っても切れないものです。

患者さんにとって、夜中もずっと見守ってくれる看護師さんほどありがたいものはありません。
あなた自身は今現在、夜勤をしていないかもしれませんが、日本中では数万人もの看護師が夜勤をこなしています。
そしてそんな看護師たちがいてくれるからこそ、患者さんたちは安心して入院生活を送ることができるのです。

患者さんが元気になるためには、患者さんを支える看護師だって元気でなくてはいけません。

まずはご自身の健康(身体の健康、心の健康)を第一に考え、日勤、夜勤の不規則な生活とうまく付き合っていくことも、プロとして必要なことなのです。

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