看護師は気が強い?!そんな噂を看護師目線で考えてみた。

気が強い看護師

看護師は気が強い・・・

よくそんな噂を耳にしますが、果たしてそれは真実なのでしょうか?
こんな噂のせいで、世の中には「気が強い看護師とは付き合いたくない」と、看護師との恋愛に拒否感をもっている男性もいるようです。

これは、同じ看護師として放っておけない!
看護師の汚名を返上しなくては!
今日は、「看護師たちの恋愛&明るい結婚」という将来を賭けて、看マジョ編集部がそんな噂に立ち向かいます!

それでは早速、「看護師は気が強い」という噂について検証してみましょう。

白衣の天使という幻想

ピンクのハートと天使の羽

看護師のことを、昔から「白衣の天使」と表現しますが、一体いつからこんな呼び名が使われているのでしょうか?
調べてみたところ、なんと!ナイチンゲールの時代まで遡りました。
ナイチンゲールが活躍したのは、1853年~1856年の3年間に及んだクリミア戦争。
ナイチンゲールはその看護の姿勢から、“クリミアの天使”や“ランプの貴婦人”、“白衣の天使”と呼ばれていたんです。
つまり、「白衣の天使」という言葉はおよそ160年前から言われているんですね!

そして「白衣の天使」という言葉からイメージされるもの。
純白でふわふわとして、優しく微笑む女性・・・
あなたもイメージできますか?

病気になった時、純白でふわふわとして、優しく微笑む女性の温かい手で癒されたい・・・
世の中(特に男性)には、全員とは言いませんが、未だにそんな幻想を抱いている人たちがいるようです。

みんなそれぞれ、心の中でどんなイメージを抱くのかは個人の自由ですが、そんなイメージと現代の看護師とを比べて「看護師は気が強い!」なんて言われたら、私たち看護師は黙っていられませんよ~!

「気が強い」のか?「芯が強い」のか?

プンプン看護師

現代の看護師が置かれている状況は非常に過酷です。
医療が進化・高度化し、昔は到底助からなかった命が、今やお薬一つで助かる時代になりました。

160年前の医療と比べたら・・・それはもう・・・
例えるならば、織田信長がタイムマシーンで現代にやって来て、初めてカーナビやスマホを目にした。
あまりの人類文明の進化に、開いた口がふさがらない・・・・って状況になっているぐらいの驚きです。
(ちょっと例え話が分かりにくかったでしょうか、、、ナイチンゲールと織田信長、、、歴史好きな読者からは「時代が違いすぎる!」と怒られそうですね・・・汗)

ナイチンゲールは優しい笑顔と温かい手、献身的な行動で傷ついた兵士たちを看護しましたが、現代の看護師はそれだけではありません。

ナイチンゲールがしてきた看護に加えて、日々の検査、点滴、注射や服薬指示、モニター管理、医療機器の管理、術後の管理・・・など、一つ間違えば命に関わる、医療事故にもつながりかねないギリギリの緊張感にさらされながら仕事をしているんです。
それに加えて、業務時間が終了してからやっと看護記録に取り掛かり、そして休日返上で勉強会や看護研究に追われる・・・というのが常です。

気が強くないとやっていけません。

・・・というか、看護師は『芯が強い』人でないとやっていけない仕事なんです。

看護師のプライドと責任感が患者の安全を守っている

逆に、気(芯)が強くない看護師を想像してみましょう。

誰かが間違った看護をしている状況を目にして、気(芯)が強くなければ
「気まずくなるのも嫌だし・・・まっ・・・いっか。」
と黙認するかもしれません。

また、ただ医師の言いなりのままに動く人になり、看護の視点から「患者さんのために良いと思われること」を医師に意見することもないでしょう。

看護師は、自分の仕事にプライドを持ち、責任感を持って患者さんの命と安全を守っているからこそ、「気が強い」「芯が強い」と言われるようになるんですね。
「気の強さ」は、看護師の責任感の表れだとも言えるのではないでしょうか。
看護師という仕事をする上で、気(芯)の強さは必要なんですね!

みなさん、お分りいただけましたでしょうか?

プライベートでの「気の強さ」は大きな気持ちで受け止めて

仲のいいカップル

・・・・とは言いつつも、仕事はともかくプライベートでその「気の強さ」を持ち出されては周囲がしんどい。というのも正直なお気持ちかと思います。
一つ言えば十倍になって返ってくる・・・なんて状況が続けば、もう何も言いたくなくなっちゃいますよね。

一方で、職場ではテキパキ仕事をこなし、周囲からしっかり者と見られている看護師が、家に帰った途端、片付けられない、ソファーの上でダラダラ過ごす怠け者に一変しちゃうケースも少なくないようです。

実際、看護師の旦那さんや彼氏になった人はどのように感じているのでしょうか・・・?

「仕事場では毎日大変な思いをしているからね。仕方ないって思います。」

「家にいる時ぐらいはリラックスしてほしいね。」

「職場と家とのギャップを知っているのは自分だけ。それもまた面白いものですよ。」

みなさん、大きな気持ちで受け止められているんですね~。
これは同じ看護師としてありがたいです。

所詮、人間はみんな完璧じゃない。
看護師のパートナーになる人は、こんな心の寛大さが必要なのかもしれませんね。

さいごに

看護師という仕事は、患者さんの命を預かっているという、大変プレッシャーの多い仕事です。
決してミスを起こさないよう、仕事中は常に気を張っていなければなりません。

そんな職場環境ですから、看護師の気が強くなるのは、ある意味必然的なことと言えるのではないでしょうか。
プライドと責任感を持って仕事をしている表れだということもできるのだと思います。
看護師のパートナーになる人は、そんなキツイ状況に置かれている看護師たちを広い心で受け止めてくれているんですね。
だからきっと、良い関係を長く続けられるのでしょう。

今回、検証した「看護師は気が強い」という噂。これはある意味本当でした。

でも、「気が強い」というのは、なんだか言葉から連想される意味がよくない。

これからますます高齢化社会を迎える日本の医療には、看護師たちの力が欠かせません。
一人一人がとても貴重な存在です。
そんな日本の宝である看護師たちを表現する言葉は、「気が強い」ではなく「芯が強い」の方が適切ではないでしょうか?

・・・あなたもそう思いませんか?

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