准看護師はやはり正看護師を目指すべき?〜お給料から考える〜

准看護師のお給料

みなさんこんにちは。看マジョ編集部のフクヤマ ミホです。

今日は、准看護師さんは正看護師を目指すべきか?という疑問を「お給料の差」から考えてみたいと思います。

一般的に「看護師はお給料がいい」といわれますが、現場で働く看護師さんに聞いてみると現在のお給料に満足している人はほとんどいらっしゃいません。

とくに准看護師さんの場合は深刻ですよね。
同じ看護師といえども、正看護師さんと比べるとお給料が低い!!

少しでももらえるお給料を増やすために、残業をしたり夜勤の回数を増やしたり、または転職したり・・・という方は少なくありません。

しかし、准看護師さんにとって、一番確実にお給料を増やす方法はズバリ!

  正看護師の免許を取得すること!

今日は、正看護師になるとどれくらいお給料がupするのか?
かかった学費はどれくらいの期間で取り戻せるのか?
そして、やっぱり生活を考えたら准看護師さんは正看護師を目指すべきなの?
という疑問にお答えします!

准看と正看の資格の違い

准看護師さんが正看の免許を取得することはとても大変なことで「費用」も「時間」も「努力」も必要です。

特に、働きながら免許取得を目指す場合、体力的に想像以上の苦労があると言われます。
並大抵の努力で果たせるものではありません。

それでもやはり、働きながら正看護師を目指す人が後を絶たないのは、それなりの『価値』があるからなんですよね。

まず、お給料について語る前に正看護師と准看護師の資格の違いをおさらいしましょう。

<正看護師>
⑴厚生労働省の国家資格
⑵修学期間は3〜4年間
⑶医師の指示に従って診療の補助と療養上の世話などを行う。
 主体的な判断で看護を行うことも可能。

<准看護師>
⑴都道府県知事免許
⑵修業期間は2年間
⑶「医師・正看護師の指示」に従って業務を行う。

准看と正看の『お給料の差』

金貨UP_down

せっかく准看護師から正看護師になっても、年収が上がらずまったく学費を取り戻せないならば、正看免許を取る意味がありませんよね。
(※正看護師を目指すのはお給料だけが理由ではありませんが。)

学費の支払いで一時的にはマイナス収支になってしまっても生涯賃金を考慮して正看護師を目指すべきなのか?

気になる人は、絶対に准看護師と正看護師のお給料の差をしっかり確認しておきましょう!

平成26年賃金構造基本統計調査(厚生労働省)のデータによると、以下のように准看護師と正看護師とでは、年収に大きな差があります。

准看護師の平均年収はで約409万円(平均年齢47.2歳 勤続年数10.5年)
看護師の平均年収の約473万円(平均年齢38.9歳 勤続年数7.7年)

勤務する施設や年齢、経験年数でお給料が変わりますので一概には言えませんが准看護師と正看護師の年収の差は、およそ70万円弱であることが読み取れます。

『年収』で言われてもピンとこない方もいらっしゃると思うので、次は『月収(月々のお給料)』を見てみましょう!

厚生労働省の平成27年職種別民間給与実態調査より抜粋しました。
平成27年4月に、それぞれの年代の看護師さんにどれくらいのお給料が支払われたか
という金額を示しています。
(手取り額ではなく、所得税や社会保険料を差し引かれる前の金額です。諸手当込み。)

  准看護師  正看護師  准看と正看の差額
 20-24歳  23万488円  29万3000円  62,500円
24-28歳  25万3285円  31万8167円 64,882円
28-32歳  25万5796円 33万3213円  77,417円
32-36歳  27万6879円  34万5624円  68,745円
 36-40歳  28万3535円  35万2523円  68,988円
 40-44歳  29万3987円  36万6407円  72,420円
 44-48歳  30万3222円  37万6506円  73,284円
 48-52歳  32万0011円  38万9087円  69,076円
 52-56歳  32万3703円  37万8909円  55,206円
 56歳以上  32万1879円  38万9871円  67,992円
 全体

 29万8911円   (45.1歳)

 35万669円   (37.7歳)

 

上記の表をご覧いただくと分かるように、同じ年代であれば准看護師と正看護師の月収は6〜7万円も違うんです!

これは大きな差ですよね!

准看護師から正看護師になる方法

一般的に、準看護師から正看護師になる方法は次の3つです。

・定時制(夜間)看護学校へ3年通学
・全日制(昼間)看護学校へ2年通学
・2年制の通信教育(准看として10年以上の実務経験が必要)
 →2018年4月入学者より、准看護師としての実務経験が10年から7年に短縮されます。

通信教育だけで済めば、仕事との両立がしやすいですが、、、
実務経験10年以上は、大きなハードルですね。

しかも、通信教育で正看護師免許取得を目指すのは、相当の努力と根気、強い意志が必要です。
実際には准看として働きながら、夜間の学校へ通う人が人が多くみられます。

准看護師から正看護師になるためにかかる費用

通信教育の場合(放送大学も含む)
2年間で約100万円

通学する場合
私立か国公立かによって異なりますが、(学費、教材費、実習費込み)
私立であれば年間100万〜180万円程度
国公立であれば年間40万〜100万円程度
ぐらいになります。

3年間の定時制(夜間)で取得する場合、かかる学費をざっくり計算すると、120万円〜500万円程度が目安です。

しかし、実際には奨学金制度を利用すれば学費のかなりの部分は抑えることができます。
返済不要な給付型奨学金がもらえれば、実質無料で通えるところも♪
詳しくは、「看護師、奨学金」で検索してみてくださいね。

准看護師から正看護師になってキャリアダウン?!

焦る_青ざめる看護師

ここまで、准看護師から正看護師になれば、お給料がupするという前提でお話してきましたが、一点、ご注意いただきたいことがあります。

それは、数ある病院の中には、准看護師から正看護師になる際に準看護師としてのキャリア(経験年数、お給料)を引き継げず、正看護師の『新人』として扱われる病院があるということです。

新人として扱われる結果、お給料も「新人」の基準になり、せっかく正看護師になったのに准看護師時代よりもお給料が下がってしまうのです。

そんな〜!!あり得ないっっ!!

とビックリされた方も少なくないですよね。
でも、これは本当です。

そうならないための対処法はただ一つ。
正看護師の免許を取ると決めたら、できるだけ早い段階で准看護師としてのキャリアが更新できる(リセットされない)病院へ転職しておくことです。

そうすることで、准看護師としてのキャリア(年数)を無駄にせず正看護師になってすぐにお給料upが狙えるのです。

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さいごに

准看護師制度は、徐々に廃止傾向にあります。

福井県や沖縄県には准看護師養成学校はありませんし、2013年には神奈川県も廃止を決定しました。

しかし、医師会は准看護師の廃止に反対しています。
その理由は、「准看護師はお給料が安く雇えるメリットがあるから」だと言われています。

医療業界では、「准看護師はお給料が安くて済む」というのが大前提になっているんですね。
そんな風潮がありますから、准看護師のままでいては、いつまでたってもお給料upは狙えません。

生涯賃金を考えれば、できるだけ早いうちに正看護師免許を取得することがベストです。

あなたも是非、『准看護師時代のキャリアを引き継げる病院』を探してみてくださいね。

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