看護師と介護士の「おむつ交換」はここが違う!

おむつ

みなさんこんにちは。看マジョ編集部のイトウ サキです。

今日のテーマは「おむつ交換」です。

おむつ交換とは、おむつを使用している高齢者や寝たきりの人、何らかの理由でおむつを使用している患者に対して行われる行為のこと。
おむつ内に排泄されている排泄物を除去したり汚染されたパッドなどの用品を交換することが目的です。

医療機関や介護施設では、おむつ交換は『介護行為』として扱われ、介護士が行うことが一般的だと思われていますが、実際のことろ、看護師もおむつ交換などの介護行為を行うことが多くあります。

そのため「看護師と介護士は同じような仕事をする」と思われがちなのですが、実は、おむつ交換ひとつをとってもその考え方目的は看護師と介護士で違っているのです。

今日は、看護師と介護士の「おむつ交換」の違いを見ていきましょう!

おむつ交換は『定時の仕事?!』

動き出す時計

とある施設の介護士から

「おむつ交換は基本的に“定時の仕事”だと思っている」

という話を聞きました。

そこの施設では、基本的におむつ交換は「定時の仕事」として認識されているので時間が来たら交換する。
おむつ交換の時間でないときは、出来るだけ対応しないようにしているというのです。

これにはさすがに驚きました。

ですが、こんな施設はごくごく少数派ですのでご安心ください。

一般的な施設の介護士さんは、定時としての仕事はもちろんですが、それ以外にも『汚れている・臭いがするから交換する』というのが基本的スタンスです。

考え方としては「汚れているから換える」「気持ち悪いだろうから換える」など業務的な面心情的な面が目的となっていることが多いとされています。

看護師は『観察・アセスメント』という目的が加わる

看護師と患者_笑顔で会話

それに対して看護師が行う場合は当然業務的な面もありますし、気持ち悪いだろうから交換するという心情的な面がないというわけではありません。

ですが主な目的としては『観察』であり、排泄物の状態・量や性状に問題はないか?
また、皮膚がおむつや排泄物でかぶれたり、床ずれが発生したりしていないか?
という点をチェックしています。

それに加え、おむつ交換をするという「機会」を通して患者さんの側に行き声をかけて、体温や、呼吸(痰が溜まっていないか?)、顔色、声かけした際の反応など患者さんの全体を観察してアセスメントを行っています。

また、便秘気味な患者さんに下剤を使用した際などはその効果が現れたか?効果が強すぎたり、副作用が出たりしていないか?などの観察も兼ねています。

これが、介護行為でありながらも看護行為として行なわれていることが多い理由ですね。

看護師と介護士、どちらの「おむつ交換」も大事

このようなことからおむつ交換ひとつをとっても看護師と介護士では行為の捉え方や目的が異なっているんですね。

介護の現場では、このような違いによって双方の意見が分かれ看護職と介護職の関係に溝ができてしまったり、ときには口論になってしまうということも少なくないようです。

ですがどちらの目的や捉え方も決して間違っているというわけではありません。
それぞれの立場と役目が異なっているから、違いが生じて当然なんですね。

お互いの考えを尊重し、お互いの良い点を伸ばしながら協力して業務に当たりたいものですね。

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