看護師の中途採用はここに注意!失敗しない3つの対策

中途採用の看護師

あなたは「中途採用」で就職した経験はありますか?

看護師は「身軽に転職を繰り返せるタイプ」と、「一つの病院にできるだけ長く勤めたいタイプ」に大きく分かれます。

前者の方は、「中途採用」されることに慣れていますから、精神的な負担はそれほどありません。
しかし、後者の方は違います。

結婚や転居が理由で長年勤めた病院をやむなく退職し、生まれて初めて「中途採用」として職場を探すとき、心の中は不安でいっぱいです。

中途採用ってどんな立場?どんな扱いを受ける?どんな仕事が求められる?

今日は、そんな中途採用を前に不安を抱えているあなたのために、看護師の中途採用の実態と注意点についてお伝えします!
これを読めばきっと、「中途採用も怖くない!」と思えるはずです。

中途採用と新卒採用の違いは?

中途採用と新卒採用では、職場から「求められるもの」と、「教育プログラム」が全く異なります。

求められるもの

新卒採用に求められるものは、「将来性」。
中途採用に求められるものは、「即戦力」。

常に人手の足りていない看護現場では、「即戦力」となる中途看護師は、喉から手が出るほど欲しい人材です。

中途採用者は、看護師に必要な基本的知識、技術はすでに身についている(だろう)と判断され、即戦力としての活躍を期待されます。

また、中途採用の場合、いち看護師としての即戦力だけでなく、入職後のできるだけ早い段階で「リーダーシップを発揮すること」も求められることがあります。
看護師のリーダーシップとは具体的に何を指すのか・・・?

それは、自主的に問題点を見つけて、その問題点に対して周囲の協力を得ながら計画的に行動し、解決すること。
また、後輩のやる気を伸ばし、育成することなどです。

中途採用者は、即戦力になることだけでなく、その次の段階であるリーダー業務が求められるんですね。

教育プログラム

新卒看護師の場合には、プリセプターがついて最低一年はしっかり指導してもらえますが、中途採用の場合、通常はプリセプターはつきません。

病院内の決まりや業務の流れこそ教えてもらえますが、看護師としての基本的な技術、知識は「知ってて当然、できて当然」と思われます

もし仮に、あなたに看護師経験のブランクがある場合、注意が必要です。
長期間のブランクは、経験で得た看護技術の感覚を鈍らせます。

あるアンケートによると約1年間のブランクで、「看護技術の感覚が鈍ってしまった」と答える看護師が実に82%を超えています。
(かなり鈍った64%、まあまあ鈍った18%)

もちろん、自分の努力で看護知識、技術の壁を乗り越えることは必要ですが、時にはできないことは「私にはできません」、自信がないことは「自信がないのでご指導ください」とはっきり伝えることが肝心です。

大学病院では中途採用が少ない?

大学病院

中には中途採用で大学病院に就職したいとお考えの方もいらっしゃいますよね。
看護師の仕事に誇りをもっている人であれば、医療水準が高く、看護研究も盛んな大学病院に憧れを抱くのは自然な流れです。

大学病院では、一般病院と比べてはるかに重症な患者が多く、患者の入れ替わり(入退院のペース)も段違いで多いため、看護師の仕事もハードです。

一方で、大学病院は通常の医療提供に加え、研究機関・教育機関としての役割もありますから、看護の分野でも研究が盛んに行われています。

看護研究が業務の合間に行われれば良いのですが・・・実際は、業務終了後に持ち越されるため、拘束時間が長くなってしまいます。

そのため、そのようなハードな仕事をこなせ、比較的に時間に余裕のある看護師が求められているのです。
中途採用で就職することが多い年齢層、30歳代の看護師にとって大学病院での仕事はとてもシビアでハードなものになります。
仕事と家庭の両立ができず、一旦採用されてもすぐに退職してしまう人も少なくありません。
当然ながら、大学病院側は長期で活躍してくれる看護師を求めています。

決してそれだけが理由ではありませんが、そのような事情もあって、大学病院では中途採用が少ない傾向にあるのです。

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中途採用の看護師あるある

  1. できて当たり前と思われる。
    中途採用の看護師だって、経験したことのない診療科の看護はさっぱり分からないものです。
    しかし病院側のスタッフは、「経験者だからできるよ。たぶん分かっているはず。」という、ある意味、希望と現実とを重ね合わせて見てしまうのです。
  2. すぐ夜勤要員にされる

    中途採用された看護師は、「経験がある=夜勤も出来る」と判断され、まだ病院の流れも十分理解できていない段階であっても夜勤要員にされることがあります。

  3. 自分より若い看護師に指導される

     中途採用といえども、病院の規律や流れについての知識は新人看護師と全く同じです。全くゼロからのスタートなのです。

    そのため、当然のことながら、自分より若い看護師から教えてもらうことも多々あります。
    年齢にこだわらず、新参者として謙虚に受け入れましょう。(新参者:しんざんもの。仲間に加わって、日が浅いこと。また、その人。)

中途採用ならではの悩み

考え込む看護師2

新卒の看護師では分からない、「中途採用ならではの悩み」とは一体どういったものなのでしょうか?
中途採用された看護師に多い3つの悩みと解決策をご紹介します。

1.人間関係の悩み

中途採用の場合、同じ地点からスタートした同期がいないので、相談相手が見つからず困ることがあります。
業務に関することは、上司や周囲のスタッフに聞けばよいのですが、それ以外の悩みを相談できる相手も一人ぐらいは欲しいものです。

そんな時、入職の時期は違っても、「中途採用」という境遇が同じ人を見つけることをおすすめします。
中途採用者ならではの悩みを打ち明けられる、よい相談相手になってくれるでしょう。

2.職場に馴染めない

病院によって異なるもの。
それは、スタッフや環境、風習や規律、日々使う医療機器や物品、それらの呼び名、また、医療レベルから看護レベルまで、多岐に渡ります。

そう。もう、全てが違うのです。
新しい職場に馴染めないのは、本人にとって、とてもつらいものです。
「前の職場はこうだった・・・」などとクヨクヨ考えているうちは、新しい職場に馴染めません。
「郷に入っては郷に従え」です。
中途採用という形ではありますが、新しい職場に入るのであれば、心機一転、生まれ変わった気持ちで職場に馴染む努力をしましょう。

3.思っていたのと違う

いざ中途採用されてみると、思っていたのと違う・・・
面接時に聞いていた話と違う・・・と混乱するケースは多いものです。
中途採用はある意味「情報戦」なのです。
面接を受ける前に、実際に病院へ見学に行き、自分の目で確かめることが重要です。
何もわざわざ職場見学を申請して行く必要はありません。
普通に、患者・家族として病院を訪れるのです。
そしてスタッフの雰囲気、コミュニケーション、提供される看護サービスの質などを、ご自分の目で確かめてください。

中途採用の転職に成功するために

1.自分の力以上のことをしようとしない

シニア女性の血圧を測る看護師

経験者として期待されるあまり、実力以上のことまで引き受けてしまうことがあります。
無責任に引き受けて失敗するのではなく、分からない・出来ないことがあれば、他の看護師に指導してもらう、頼むことが大事ですね。

経験者だからこそ、出来ない・分からないことはしっかりと伝えましょう。

2.学ぶ姿勢

中世日本の初等教育用書籍『童子教』中に「郷に入(い)っては郷に従え」という諺があります。
皆さんもよく耳にするのではないでしょうか。この諺では、以下の教えを説いています。

風俗や習慣、規律はその組織によって違うから、新しい組織に属したら、その組織の習慣や規律に従うべきだ

この諺にもあるように、新しい職場に属した際に、自分のやり方・考え方を固持するのではなく、新しい病院の規律に従い、学ぼうという姿勢がとても大切です。

もちろん、今までのあなたの経験も大切ですが、中途採用で入職した病院と前の病院は全く状況が異なるのです。

「前の病院ではこうしてました・・・」といった発言はタブーです。
(※もちろん、医学的に正しいこと、倫理的に正しいことは固持すべきです)

3.就職を決める前にしっかりと情報収集をする

前述した通り、職場の風習や規律、そして看護レベルなど、新しい病院と前の病院とは「全てが異なる」という意識が必要です。

入職したあとに「こんなハズじゃなかった・・・」と後悔しないためにも、就職を決める前にしっかりと情報収集をすることが大事です。

知り合いやネット上の噂だけを信じて判断することは、判断を誤る元です。

個人的な意見ではなく、信頼できるルートから入手された、より専門的な情報を得ることが肝心なのです。
ぜひ、看護師転職サイトを活用してみてください。
看護師転職サイトでは、実際にそこの病院で働いている(いた)人や、病院の人事部スタッフとのつながりがあり、以下のような情報を教えてくれます。

  1. 職場の雰囲気・看護師長・部長の人柄などの職場の雰囲気や人間関係
  2. 残業時間・休日出勤・シフト勤務の実態について
  3. 支払われる残業代や、昇給の実態について

これらの、内部でしか知りえない情報を教えてくれるのです。

登録しているだけで、定期的にこのような情報を提供してくれるので、中途採用を考えている方は、まずは早めに登録して情報収集を開始しましょう。
(登録料も無料ですので、安心して使うことが出来ます)

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さいごに

アメリカの有名なプロバスケットプレイヤーである、マイケル・ジョーダンは、現役時代にこんな名言を残しています。

新しいことにぶつかっても、基本を身につけていたので、すべてを理解することができた

中途採用される看護師には、新卒とはまた違った不安があるものです。
新しい職場でうまくやっていけるか?
前の職場とどう違うかな?
またゼロからのスタートになってしまう・・・。
など、「経験者だからこその悩み」というものが生まれるのです。

でも大丈夫!
あなたはすでに、看護の基本を身につけています。
どこの職場に行っても、看護の基本は変わりません。

新しいやり方、風習にぶつかることがあるかもしれませんが、基本が身についていれば、すべてを理解することができるのです。

看護経験者として自信を持ち、時には謙虚に、そして時には積極的に、新しい職場であなたが理想とする看護を実践していきましょう!

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