必見!看護師のための4つの『いじめ対策』とは?

看護師のいじめ対策

看護師のことを「白衣の天使」と呼ぶフレーズをよく耳にします。

確かに患者さんには優しく接してくれますし、笑顔も絶やさないでしょう。
しかし、一旦、控室に戻ると患者さんや医師、師長さんや上司に対する文句ばかり・・・という現実に多くの看護師が直面します。
新しく入った新人さんは、先輩たちに気に入られないといじめの標的になることがあります。
標的になってしまった新人さんは、所属していた科を異動となったり、中には就職後一年も経たないうちに辞めてしまったりするケースも少なくありません。

なぜ、看護師同士のいじめがおきるのでしょうか。
いじめをなくすための対策は?
そして、いじめられた際の心構えとは・・・?

今回はそんな「看護師のいじめ」についてお伝えします。

看護師同士のいじめ。その理由とは?

理由その①看護の教育。「おもいやり」は患者さんだけに・・・?

看護教育では学生時代にナイチンゲールの精神を叩き込まれます。
患者さんへの奉仕の心や視点、他職種との連携の大切さについて3年ないし4年かけて学ぶのです。

しかし一方で、学校でグループワークこそしますが、同じ看護職に対する思いやりや協力しあうノウハウや意義は、殆ど教育に組み込まれていません。
それが原因・・・という訳ではありませんが、社会に出た看護師の中には、患者さんには優しく、仕事上の責任を果たすけれど、同じ看護師には冷たい・・・という、残念な人が存在するのです。

またその原因には、責任の重さも関係しています。
先生から与えられる指示には、薬の投与方法や量、タイミングについて記載がありますが、投与方法ひとつでも間違えば患者さんの命に関わり、そして看護生命にも関わります。
また、患者さんの安全を管理することが仕事の任務にもなっているため、勤務中ずっと気を張っていることも確かなのです。

人の精神力には限界がありますから、その中で新人看護師やいわゆる“文句を言いやすい人”にはきつい事を言ってしまうことがあるのです。

理由その②女性ばかりの職場である。

いじめられるシンデレラ

女性ばかりの職場では、なぜか、小さな物事も大事になり、細やかな面でトラブルが起きやすい状況があります。
その中にひとりでも男性看護師がいるだけで、場の雰囲気が良くなるものです。

女性は男性から見られていると「よく見せたい」と思う生き物ですから、文句を言いたいところをグッと我慢したり、キツい言い方を改めたり・・・と、自然と自分の言動をコントロールできるのです。

逆に女性ばかりの職場の場合、見られているという意識を失い、抑えきれず言いたいことを言い、その結果、ピリピリとした雰囲気が生まれてしまうのです。

しかし、たとえいじめが起こったとしても、師長がしっかり病棟を取りまとめている場合は厳正に管理され、適切な助け船がでるものです。

ですが、師長の立場が弱い職場のケースではそうはいきません。
そのような職場では、往々にして師長とは別の『ボス』が存在しています。
そしてそのボスの存在や意見が、その職場の暗黙のルールになっていることがよく見受けられるのです。
正直なところ、そんな“師長でも制御できない『ボス』”がはびこっている職場の雰囲気は最悪です。
雰囲気が良くない病棟というのは長続きしません。

理由その③身体的、精神的な問題を抱えている。

泣くハート

いじめる側の問題として、心で抱えている問題が容量を超えているということがあります。
その問題とは、身体的な問題かもしれませんし、精神的な問題の場合もあります。
例えば、元々スタッフとして看護師をしていた人が、昇級し師長となった途端にきつくなったと聞いたことありませんか?
普通のスタッフが、プリセプテイを指導するプリセプターの立場となった途端に、口うるさくなったり、きつくプリセプテイを叱咤したりする場面を見たことありませんか?

これはどれも「責任の重圧」に押しつぶされそうになっているからです。
責任を果たせなった場合の不安と戦っており、その恐れが、顔や言葉として現れるのです。

また中には、『自分自身に厳しいルールを持っている』という人がおり、その一部には、自分だけでなく、他人にも“自分が理想とする厳しさ”を強いる人が存在します。
確かに仕事に“厳しさ”は必要ですが、それが行き過ぎていじめにつながらないよう、一緒に働くスタッフはその人への対応に工夫が必要です。

また重ねて、身体的に更年期を迎えているベテラン看護師は、ホルモンのバランス上、感情の起伏が激しくなります。
機嫌がいい時と怒っているときとの差が激しく、見ている側も驚きを隠せないような、ひどい時があるものです。

しかしそんな感情の起伏も、更年期のホルモンバランスから来ているのだと思えば、少しは納得できますし、ガミガミ言ってしまう上司の苦しみを受け止める・・・という寛大な心を養う機会になるかもしれませんね。

理由その④お局さんの存在。

怖いお局さん

看護師の中にはパートナーがおらず、一生独身を貫く人がいます。
「人生のすべてを看護に捧げる」人もいるのです。
そのような人にとって、働いている病院や診療所はいわば、生きるために必要な、かけがえのない、失ってはならない場所となります。
そのように自分が輝ける場所に、“可愛い新人さん”や“能力が高い後輩”が来ることで、自分の大切な場所を取られてしまうような、そんな嫉妬のような感情があるのかもしれません。

しかしそれは、「その人に魅力や能力がある」とお局さんが感じるからこその感情なので、あなたに非はありません。
前向きにとらえましょう。

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看護師同士のいじめをなくしたい!その対策とは?

対策その①同期を大切にする。

新人看護師二人

新人の時に先輩に言われるのは「同期を大事にしなさい」ということです。
同期とは立場、気持ち、仕事のレベルなど、共通点が多くあります。
ライバル心をもち、互いに切磋琢磨し、刺激にもなります。

そして何より、互いに同じ目線で悩みを打ち明けあい、サポートしあうことで、心強くなれるのです。

また、何でも言い合える同期だからこそ、自分自身の足りない部分を指摘しあい、何かしら“いじめに合う原因”を客観的にみてもらうこともできるのです。

その過程で、怖い先輩に対応する秘策が生まれるのです。

どんなにいじめにあおうとも、一人では乗り越えられない壁も、同期となら乗り越えられるのです。
同期との時間は大事にしましょう。
一人で抱え込まず、食事や飲み会にでかけ相談しましょう。

対策その②看護研究や飲み会に参加する。

女子会_楽しい_鍋

看護研究は、チームとして研究し論文をまとめるわけですから、一緒に行うメンバーと時間を共有することが多くなります。
それはひとえに、相手を知り、自分も知ってもらう良い機会となります。

研究を通じて他の看護師の意見を聞くだけでも多くの学びがありますし、さらに、研究を共にするメンバーとは他のスタッフとは違う“心の繋がり”ができます。
仲良くできる仲間が増えることは、つまり自分の味方が増えることになります。
味方が増え、自分のことを気にしてくれる人が増える・・・すると自然といじめている側への視線も多くなります。
そうなると、いじめがなくなるのも時間の問題です。

飲み会も同じです。
仕事終わりの飲み会などにも参加してはいかがでしょうか。

対策その③いじめる人の心理を知り、対応する。

何故いじめるのか?いじめられるのか?を考えてみましょう。
いじめられやすい人は、実は「自己主張」をしない傾向にあります。
そんな人には、いじめる側は「何を考えているのか分からない」という理由で、いじめるようになるのです。
いじめを受けたことで、いじめられた側はますます自己主張ができなくなります。
そうやって、どんどんいじめが助長されていってしまうのです。
逆に、自分の意見をはっきり言える人は、いじめの対象にはなりにくい傾向にあります。
これは、「自分の意見をはっきり言える人には、ちょっと気が引ける」といういじめる側の心理が働くためでしょう。
いじめを受けないためには、普段から自分の意見をはっきり伝え、“良い意味での自己主張”を習慣付けることが重要です。
いじめをなくす策を考える上で、このような「いじめる側の心理」を理解することは、とても良いヒントになります。

また、いじめる人の中には、劣等感を感じている人も少なくありません。
そんな人への対応方法としては
「○○先輩のそういうところ、教えていただきたいです。見習いたいです」
「勉強になります」
「今日も一日宜しくお願いします」
「ありがとうございました」
と敬意を伝えることも一つです。

また、社会人として、
「すみません」
「ありがとうございます」
などの必要最低限の声掛けも大切ですし、
「○○が分からないので助けて下さい」
など、その人の長い看護経験を称えたうえで、懐に入り込む方法だってあります。

基本は看護師ですから、「助けてください」と言われたら、助けないわけにはいかないものです。
上手く助けを求めることで、いじめる人との距離だってグッと縮まるでしょう。

対策その④正規な方法で相談する。

まずは上司にあたる師長に相談しましょう。
本当に親身になってくれる上司であれば、翌日にはいじめる側を呼び話し合いをもつはずです。
新人であれ、あなたがしっかり成長し働きやすい職場にするための最も力強い味方として、様々な解決策を提示してくれるでしょう。

他に、最近では公共施設の至る所にパワハラに関するポスターが貼られています。
様々な対策を試しても、やはり状況が変わらない・・・という場合は、ポスターに書かれている正規のルートで申告する方法もあります。

実際に、公的機関にパワハラについて電話やメールで相談をすることは可能です。
病院としても公になることで評価が下がる事は好みませんので、何かしらの対応はされるでしょう。

いじめられた先輩看護師との、その後の関係・・・

「石の上にも3年」ということわざにもあるように、はじめはいじめられていた新人でも、2年、3年と看護経験を積み重ねることで、どんな人でも成長していくものです。

そしてプリセプターやリーダーを経験していく中で、自分自身が先輩の立場になり、昔、自分をいじめていた先輩たちの気持ちがわかってきます。
徐々に看護師としてのアセスメントができてくるのです。

実は、当時いじめていた看護師も、そんなあなたの成長を見ているものです。

いじめていた側は、当時はあなたに挨拶すらしてくれなかったかもしれませんね。

しかし、あなたの成長がいつしか信頼関係に変わり、そして5年もたつと、いじめていた先輩の方から自然とあなたに声をかけるようになるでしょう。

そして、7年も経てば、、、「今度、飲みに行こう」と。向こうから誘ってくるでしょう。
そして、2人で飲みにいける関係になったとしたらしめたものです。
あなたは看護師として、そして人として、ひと回りもふた回りも成長していることでしょう。

・・・実は、上に挙げた話は実際のお話です。

看護師のいじめ。まとめ。

皆さま、いかがでしたでしょうか?

毎日通う職場ですから、ストレスの無い人間関係、いつでも楽しい職場である方がいいですよね。
怖い看護師さんは結構どこにでもいて、できれば避けて通りたいものです。
逃げたい時もあるでしょう。

しかし、その出会いを無駄にせず、その看護師を反面教師として、自分の教訓にし、またその人の技術やアセスメント力を盗んで、ぜひ学びにかえましょう。
必ずやあなたにとって、マイナスだけとは言いくくれない、プラスの面も多く含んでいるのです。

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