トラブルを避けたい看護師さん必見!退職理由4選と伝え方

退職願い

日本医療労働組合連合会の調査によれば「仕事を辞めたい」と思い悩む看護師さんの割合は、全体の76%に達しています。

いつも思う人は20%、ときどき思う人が56%

実際の離職率は11%ほどなので、ほとんどの看護師さんは何とか自分の中で折り合いをつけ現在の職場に留まっているのでしょう。 しかし、中には 「辞めたいけれど、どうやればいいかわからない」 「トラブルがこわいから言い出せない」 といった方も多いようです。 どんな職業であれ、辞めると意思表示するのはとても勇気がいります。 人手不足が深刻な看護師さんの現場ではなおのこと、強い気持ちを持つ必要がありますね。

今回は、できる限り誠実に、きちんと辞めるために気を付けるべきポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

円満退職することの重要性

花を抱えて涙をながす看護師

どうせもう辞めるのだからと、特定の人を挙げての批判や職場の不満などをそのまま全部話すというのは、社会人としてはなるべく止めておきたいものです。 退職後も、その人と街でばったり会うことだってあります。 退職を決意するに至るまで、辛いことがたくさんあったかと思いますが、できる限り円満退職となる退職理由を、より良い伝え方・タイミングで行って、今までお世話になった上司・先輩、助け合った同僚に誠意をみせたいものです。 転職先の病院や看護師さんが、現在勤務している病院や看護師さんと繋がっているということも往々にしてあります。 社会人として誠実な態度は、回りまわってきっとあなたに返ってきます。

トラブルを避けるための退職理由

では、どんな退職理由が良いのでしょうか? 嫌な先輩がいる、残業が多いなどネガティブな理由が本音だったとしても、ぜひ退職理由は前向きな内容に言い換えてみてください。
退職理由によっては、職場の上司の理解を得られ新しい道を応援してもらえることもあります。
前向きな理由は円満退職のカギとなるばかりでなく、新しい職場に転職する場合の志望理由にもつながっていきます。 転職先の面接でも、必ずといっていいほど聞かれる「退職理由」。 ここをじっくり考えることによって、自分にとって何が譲れないポイントなのか、妥協できるポイントはどこかが明確になり、次の新しい道が開けていくでしょう。  一方で、円満退職を目指すのに、やむをえない理由で退職を押し切るというのもスムーズに退職するのには効果的です。 以下、退職交渉をスムーズに進める4つの退職理由を紹介します。

退職理由1:現在勤務しているところでは実現できないキャリアを積みたい

ホスピスを行っている病院、癌専門の病院、訪問看護、保育園などなど、今働いているところで行っていない業務をやりたい、というのは退職理由として非常に強いものです。
また、こういった理由は次の就職先の志望理由にもなりますので、必ず役立ちますね。

退職理由2:家族の都合

旦那さんの転勤で引っ越すことになった、実家の家業を手伝うことになった、親の介護をしなければいけなくなった、など家庭のやむをえない事情を理由に挙げた場合は、引き止めに合いにくいという利点があります。

退職理由3:結婚・妊娠・出産などライフステージの変化

妊娠女性

結婚、妊娠などライフステージの変化で退職するという道を選ぶこともあるでしょう。
産休・育休が取れ、復職後のサポートもしっかりしているといった引き止めに合うかもしれませんが、「これを機に引っ越しを考えている」や、「夫と話し合い育児に専念することに決めた」といった理由も併せるとより効果的です。

退職理由4:家族から仕事を続けることに対して反対されている

家庭との両立ができない、体調不良のことが多いなど、現在の働き方に対して限界を感じている(=家族も退職を希望している)という理由を使うという方法もあります。
この場合は、単に自分一人の健康上の問題を挙げるよりは、相手も納得せざるを得ない理由となります。
ただ、夜勤を減らすなど改善策を提案され引きとめに合うこともあるかもしれません。
家族とも何度も話し合いこの結論に達した、などと伝え退職の意思は変わらないことをアピールしましょう。

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トラブルを避けるための伝え方

実際、どのように退職を申し出ればよいのでしょうか? トラブルを避けるために気をつけなければならないポイントをみてみましょう。

いつ伝える?

就業規則に規定されている期限までに。
できればそれより数週間前に伝えましょう。

退職を考えた時は、まず勤めている病院の就業規則を確認してください。
退職の申し入れは、退職日のどれくらい前までにしなければいけないか、そこに書かれています。
1カ月前まで、2カ月前までなど、書かれている期日よりも、余裕をもって早めに申し入れるといいでしょう。

誰に伝える?

まず初めは必ず直属の上司に話しましょう。
大抵は、看護師長がその相手となります。

「ちょっとご相談したいことがあるので、お時間をいただけないでしょうか」
という風に伝え、2人きりで話す時間をとってもらいます。

退職というのは人事に関わる繊細な問題なので、看護師長に話をする前に先輩や同僚などに喋ってしまうのはマナー違反です。
話が漏れて、他の人から看護師長に伝わってしまうという事態は避けたいものです。

注意すべき点は?

退職にベストな時期を調べてみましょう。
病院独自のルールがある場合や、退職希望者が多い時期は、すぐには辞められないこともあります。

大学病院など、退職が認められる月は3月と決められており、「前年の夏までには退職の申し入れをしなければいけない」といった病院独自のルールがあるところもあります。

また、退職希望者が多い場合は、周囲を気遣って更に1年間勤務し続けた、なんていうことも。
病院によっては、退職希望を出す時期が決められていて、早く出した方が希望が通りやすいという場合もありますので、よくよくリサーチをしておくことが大切です。

強い引き止めにあったら?

丁寧に拒否する女性

退職理由や申し入れるタイミングなど、しっかり考えた末に行ったとしても、なかなか納得してもらえず、あの手この手で引き止められる場合も往々にしてあります。
退職を決めたときの自分の気持ちを思い出し、退職意思の固さをアピールしましょう。

万が一、強い引き止めにあってしまった場合も、退職まで気持ちを強く持ってください。
労働者は法律によって辞める自由を守られています。
民法627条1項では、雇用の解約の申し入れについて「いつでも」申し入れをすることができるとし、さらには退職を申し入れてから「2週間を経過」すると雇用関係は終了すると規定しています。

内情を知っているだけに、「代わりの人員を確保するからそれまで待って」などと言われると応じてしまいたくなるものです。
しかし、いつ退職できるのかなかなかハッキリ決まらない場合は、ズルズルと相手の言いなりになってしまうのではなく、期日を伝え退職の意思を貫きましょう。

さいごに

作家の村上龍さんは著書『無趣味のすすめ』の中で、こう言っています。

「もっともやっかいで、もっともむずかしく、もっとも面倒な選択肢が正解だ」

あなたにとって退職が「やっかい」で「むずかしく」「面倒」な選択肢だとしたら、この道は間違っていません。 もしも退職交渉が難航したり、あるいは退職を申し入れた途端周囲との関係がぎくしゃくしてしまったり、辛いなと思う状況に陥ってしまった場合は、この言葉を思い出してみてください。 現在の仕事を辞めて新しい一歩を踏み出すことは、人生の中で大きな転機のひとつとなります。 ステップアップする良い機会ととらえ、前向きに乗り越えていってくださいね。

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