大学病院の看護師が「辞めたい。転職したい。」と思ったときに気をつけるべき4つのポイント

救急看護師はかっこいい

みなさんこんにちは。看マジョ編集部のキタ ミドリです。
この記事は、大学病院を辞めて転職したい・・・と考えている看護師さんに向けたお話です。

大学病院という職場は、医療の提供だけでなく教育機関という役割もあることから、そこで勤める看護師さんは

  • 研修や勉強会、係りの仕事が多くて嫌だ
  • 時間外の研修に半強制的に出席させられて、しかも手当がでないのが納得いかない
  • 残業が多く、身体が持たない
  • 結婚したら、家庭と両立できる気がしない
  • 看護師の結婚や妊娠を、師長は嫌な顔をする
  • 採血やルート確保などの看護技術が身につかない

といった不満を持っている人が多いです。

きっとあなたもそんな一人ですね?

看護師の資格で働ける職場は世の中にた〜っくさんあるので、今の職場にこだわらなくても全然問題ないことは確かです。

しかし、大学病院という、世間からみたらちょっと特殊な職場しか知らない人は、転職するときに気をつけなきゃいけないことがあります。

例えるならば、大学病院は殿様が住むお城で、その他一般病院やクリニック、介護施設などは商人や農民が生活する下町のようなもの。

大学病院(=お城)の看護しか知らないと、一般施設(=下町)に出たときにカルチャーショックを受けて適応できなくなってしまうことも・・・。

ここでは、大学病院に勤める看護師さんが、転職に失敗しないための方法や考えるべきポイントについて解説します。

大学病院出身の看護師が転職のときに気をつけなければいけないポイントとは?

大学病院に勤務する看護師が、一般施設(病院やクリニック、介護施設など)へ転職するときに気をつけなければいけないポイントは、大きく分けて次の4つあります。

  1. 看護技術的な問題
  2. 環境的な問題
  3. プライド的な問題
  4. お給料の問題

一つ一つ、解説していきます。

大学病院出身の看護師が転職で気をつけるべきポイント① 看護技術的な問題

みなさんがすでに理解されている通り、大学病院では、看護師が採血やルート確保などの看護技術をする機会がほとんどありませんね。

それらの仕事は全て、研修医に取られてしまいます。
しかし、一般施設では違います。

医師の人数が圧倒的に少ないので、看護師でもできる技術は全て看護師がやります。

だから、新卒で入職した看護師1年目で、大学病院と一般病院の看護師では、看護技術のスキルに大きな差が生まれてしまいます。

一般病院に勤める看護師は、約1年で基本的な看護技術をマスターするけれども、大学病院のあたなは採血もろくにできない、、、つまり、即戦力になっていない状態になってしまっているんですね。

そのため、転職できる先も一般病院の看護師と比較するとかなり限られてしまいます。

看護師の人数が少なく即戦力が求められるようなクリニックや献血ルーム、健診センターなどでは、大学病院出身者では採用してもらえないことも・・・。

大学病院に勤めるあなたは、これから一般施設(=下町)にでて一から看護技術を身につけなきゃいけないことを知っておきましょう。

大学病院出身の看護師が転職で気をつけるべきポイント② 環境的な問題

大学病院では、最先端の医療が行われていますね。
稀な疾患や重症の患者さん、若くて命を落としてしまう辛い患者さんもたくさん目にします。

そんな患者さんたちとの関わりが辛いから辞めたい・・・という人であれば問題ないですが、そういう看護に少しでもやりがいを感じている人であれば、一般病院へ転職したときに、物足りなさを感じるかもしれません。

一般病院では、そのような稀な疾患や若くて命を落とすような疾患を扱う件数は少なく、慢性疾患の患者さんと関わる機会の方が圧倒的に多くなります。

また、病院にある医療機器も、大学病院では新しく性能がいいものが揃っていますが、一般施設では大学病院ではすでに使われなくなったような古い機器が普通に使われていることも珍しくありません。

家庭を持つ看護師さんに人気の職場である介護施設も、一般病院からの転職であればそれほど抵抗なく受け入れられるかもしれませんが、大学病院出身者のあなたには、あまりの環境の違いに適応することが難しく感じるかもしれません。

このように、大学病院と一般施設の医療環境には大きな違いがあることをあらかじめ知っておきましょう。

大学病院出身の看護師が転職で気をつけるべきポイント③ プライド的な問題

大学病院で勤める看護師さんは、出身大学からそのまま就職する人が多いですよね。つまり、学歴が「大卒」の人が多いわけです。一方で一般施設では、専門学校卒の看護師がたくさん働いています。

「私は学歴なんかで判断しないわ。」とおっしゃる人も多いかもしれませんが、単に学歴だけでなく、最先端医療を提供する大学病院に所属していたということを『自分自身のプライド=一般施設の看護師よりすぐれている』と勘違いしてしまう人もいます。

看護師の仕事はもちろん頭の良さや知識も大切ですが、それ以外の要素、例えば体力や明るく元気な性格、コミュニケーション能力、人の気持ちを察する能力などの方が、患者さんにとっては大事だったりします。

看護師同士の人間関係で、あなたが少しでも「大学病院出身」を鼻にかけている様子を見せたら最後。一緒に働くスタッフから「プライドが高く嫌な人」だというレッテルを貼られ、信頼されなくなるでしょう。

大学病院出身というプライドを捨て、謙虚な気持ちでいることが大事なことを、決して忘れてはいけませんよ。

大学病院出身の看護師が転職で気をつけるべきポイント④ お給料の問題

大学病院は一般施設(病院やクリニック)よりも福利厚生が充実していて、お給料も高いと言われています。

初任給では一般病院の方が高いこともありますが、大学病院は一般病院よりも確実に昇給していくので、5年も経てば一般病院の看護師より年収が高くなることが多いようです。

しかし、お給料が高い分、時間外の勉強会や研修に出席しないといけないので、必ずしも大学病院が人気が高いわけじゃないんですけどね(⌒-⌒;)

あなたがまだ看護師経験3年目ぐらいまでであれば、一般病院に転職してもさほどお給料は変わらないことが多いですが、それ以上であれば、転職で年収が下がる可能性があることも覚悟しておかなければなりません。

どの程度の下がり幅であれば許容できるのか?
自分にとって、お給料より優先したいものは何なのか?

それをはっきりと決めてから転職活動に入るほうが、スムーズにいくはずです。

(※特に夜勤のない職場に転職する場合、お給料の下がり具合に目が飛び出すほどビックリするはずです)

今の職場のどこが不満で、新しい職場に何を求めているのか?をはっきりさせよう

あなたが大学病院を辞めて叶えたいものは何ですか?
あなたが理想とする、5年後、10年後の生活とはどんなものですか?

「結婚して家庭と仕事を両立していたい。」

「民間病院の看護師長になって管理の仕事をしたい。」

「高い看護技術を身につけて、採血もルート確保もマーゲンチューブ交換も、なんでもできる看護師になりたい。」

そんな、あなたが目指す将来像をはっきりと思い描くことができたら、転職もうまくいきやすくなります。

今の職場の何が不満で、新しい職場に何を求めているのか?もはっきりさせましょう。

例えば、

  • 大学病院は時間外の研修や勉強会、委員会活動が多すぎて嫌だ。時間外の研修が少ない、または時間外の研修にでたら、きちんと残業手当がつく病院がいい。
  • 大学病院は重症患者や緊急入院が多くて残業が多いのが嫌。症状が安定している患者さんが多くて残業が少ない職場がいい。
  • 大学病院では、結婚や妊娠の報告をしたら上司に嫌な顔をされるのが嫌。結婚や妊娠を一緒に喜んでくれて、家庭との両立がしやすい職場がいい。
  • 大学病院では採血や点滴などの看護技術が身につかず結婚した後の“つぶし”がきかないのが嫌。基本的な技術を身につけて結婚後はクリニックとかに転職しやすい職場がいい。

などですね。

転職で成功するためには、このようにあなたが望むものをはっきりさせることが第一歩です。

一人で考えてもうまく思い描けないときは、看護のお仕事 マイナビ看護師 などの
転職コンサルタントに相談してみる手もあります。

あなたが学んできたこと、得意とするものや、あなたが置かれている環境、性格などから、あなたにあった職場を一緒に考えてくれます。

大学病院出身の看護師さんに向いているオススメの転職先とは?

それでは、一般施設(=下町の住人)とは違い、大学病院(=お城)というちょっと特殊な環境で働いてきたあなたが転職するなら、どんな職場がいいでしょうか?

看マジョがオススメする、大学病院出身者の看護師さんに向いている職場は、何と言っても一般の総合病院です。

一般の総合病院というのは、もちろん民間(個人)が運営している総合病院もありますが、国立病院機構や県立病院など、国公立の総合病院もあります。

病院規模で言えば、大学病院と中小規模の病院のちょうど中間に位置している病院ですね。

一般の総合病院では、大学病院ほど研修や勉強会が多くないですし(多少はありますが)、看護技術は看護師の仕事なので、採血や点滴は大体看護師がやっています。

在籍している看護師も、大卒者と専門学校卒がちょうど半々ぐらいの構成になっているところがほとんどです。

新人や中途採用者の教育体制もしっかりしているので、看護技術ができないあなたも、周囲の看護師から支援と指導を受けやすいでしょう。

一般病院で基本的な看護技術を学べば、その後、結婚して家庭を持ったときにはクリニックや健診センターなど日勤のみの職場に転職しやすくなります。

将来を考えて今のうちから、時間外の研修や勉強会が多くて大変な大学病院を辞め、一般病院でスキルを磨いておくのもアリです!

大学病院出身の看護師さんが転職する場合、今まで述べてきたような注意点があるので、慎重に進めることが肝心。

自分一人で考えて決めてしまうのはちょっと危険です。

このようなときにぜひ利用したいのが『転職に関する情報の宝庫』である、転職エージェント!

ハローワークに出ていない人気のある求人情報だけでなく、過去にたくさんの看護師の転職をサポートしてきたノウハウを活かし、あなたの転職を助けてくれます。

費用は一切かからないし、登録するだけで簡単にサポートが受けられるし、賢い看護師なら使わなきゃ絶対損します。

看護師専用の転職エージェントはたくさんあるので「どこを使えばいいか分からない・・・」と悩んだときは、業界大手の看護のお仕事 マイナビ看護師 を選べばまず間違いはありません。

どちらも全国対応なので、どの地域に住んでいる看護師さんでも利用することができます。

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